会長挨拶

(一社)釧路建設業協会は、1914年に設立し105年を迎えます。

北海道の開拓と共に歩み、生産基盤や輸送路の整備 そして厳しい自然環境の中、地域と共に歩み続け、これも皆様方のご指導ご鞭撻のお陰と感謝申し上げます。

北海道は、九州と四国を足した面積より広く、ここ北海道東部(釧路・根室管内)は、東京都・埼玉県・神奈川県を足した面積より広く、この地域に、本社・支店を設置している55社の建設会社で構成されています。

一年の半分が冬、半分が冷涼なこの地では、入植農家は幾度もの冷害に見舞われ、酪農業に活路を見出し、今では全道の1/3、全国の1/6もの生乳を生産しており、安全・安心・安価な牛乳・乳製品を全国に提供しています。 また、好漁場に恵まれ、全道の3割の漁獲量があり、安全・安心・新鮮な農水産物は、国内外から高い評価を受けています。

世界自然遺産の知床国立公園、阿寒摩周国立公園、釧路湿原国立公園を有する壮大な景観と多様な温泉により毎年多くの観光客が来ます。釧路空港と中標津空港があり移動に便利なバスやレンタカーを使い満喫しています。

高速道路は、1957年当初から釧路まで計画されていましたが、先送りが続き、あともう少しで釧路市街地まで開通する予定です。会員各社も寒冷地で培った技術と安全施工で建設に参画しています。

またこの地域は、幾度となく地震災害に見舞われ、津波災害も被っています。又、暴風雪は、集落を陸の孤島とし、車の機能を奪い、人命が奪われる事態も起こっています。

協会も、災害の発生時には、各行政機関と連携して被害拡大を防ぎ、地域住民・来訪者の安全・安心に応えます。

釧路建設会館を今年改築し、会員の技術力向上並びに多くの人が研修会・講習会で使用しながら、災害時には、対策本部として情報収集や応急活動の拠点がより確かになります。

今後とも多くの皆様にご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

(一社) 釧路建設業協会
会長 白崎 義章


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